No.1~No.12から9問を選択し解答してください
【No. 1】 下図に示す平均磁路長 L[m],断面積 S[m2],透磁率 μ[H/m]の環状鉄心に巻数N1,N2 のコイルがあるとき,両コイルの相互インダクタンス M[H]を表す式として,適当なものはどれか。ただし,磁束の漏れはないものとする。
【No. 2】 下図に示す抵抗 R[Ω]が配置された回路において,AB 間の合成抵抗 R0[Ω]の値として,適当なものはどれか。 【No. 3】 下図に示す RLC 直列共振回路において,共振周波数 f0[Hz]の値として,適当なものはどれか。ただし,抵抗 R = 10[Ω],インダクタンス L = 40/π[mH],コンデンサC = 4/π[μF]とする。 【No. 4】 マイクロ波帯(GHz〜30 GHz の周波数帯)の電波の大気中での減衰に関する記述として,適当でないものはどれか。 【No. 5】 超短波(VHF)帯の用途や特徴に関する記述として,適当なものはどれか。 【No. 6】 スーパヘテロダイン受信機において,受信周波数が 990[kHz],局部発信周波数が1,445[kHz]の場合,影像妨害を起こす周波数[kHz]の値として,適当なものはどれか。 【No. 7】 マイクロ波通信の中継方式に関する記述として,適当でないものはどれか。 【No. 8】 自由空間上の距離 d =25[km]離れた無線局 A,B において,A局から使用周波数 ⑴ -70[dBm] ⑵ -60[dBm] ⑶ -30[dBm] ⑷ 40[dBm] 【No. 9】 TCP では,TCP/IP ネットワークにおいて通信を行うノード間にコネクションを確立してデータの転送を行うが,その際にコネクションを識別するために必要なものの組合せとして,適当なものはどれか。 【No. 10】 下図に示す処理フローは,昇順に整列する配列要素 A(1),A(2)・・・A(n)から,A(m) = xとなる m を2分探索法によって見つけるものである。下図の(ア),(イ)に当てはまる操作の組合せとして,適当なものはどれか。 (ア) (イ) 【No. 11】 XML 文書に関する記述として,適当なものはどれか。 【No. 12】 ドメインネームシステム(DNS)に関する記述として,適当なものはどれか。 【No. 13】 下図に示す論理回路において,出力 C の論理式として,適当なものはどれか。ただし,論理変数 A,B に対して,A + B は論理和を表し,A・B は論理積を表す。 【No. 14】 半導体に関する記述として,適当でないものはどれか。 【No. 15】 下図に示す波形整形回路に正弦波を入力した場合の出力波形として,適当なものはどれか。 【No. 16】 下図のハートレー発振回路の原理図において,発振周波数 f が 100[Hz]の場合,コンデンサ C の静電容量の値を 36[%]減少させたときの発振周波数[Hz]の値として,適当なものはどれか。ただし,発振周波数 f は次式で与えるものとし,コイル L1 と L2 及びその相互インダクタンス M の値は変化しないものとする。
⑴ 降雨,降雪,大気(水蒸気,酸素分子),霧などによる減衰を受ける。
⑵ 降雨による減衰は,周波数が高いほど小さい。
⑶ 降雨による減衰は,水蒸気による減衰より大きい。
⑷ 降雨域では,雨滴による散乱損失や雨滴の中での熱損失により減衰する。
⑴ 山岳回折により山の裏側に伝わることがある。
⑵ 我が国の地上デジタルテレビ放送は,この周波数帯を使用している。
⑶ 電離層での反射による異常伝搬が起こらない周波数帯である。
⑷ 主に,パラボラアンテナが使用される。
⑴ 535[kHz] ⑵ 1,900[kHz] ⑶ 3,425[kHz] ⑷ 3,880[kHz]
⑴ 受信したマイクロ波帯の信号を中間周波数に変換して増幅した後,再びマイクロ波帯に変換し
て送信する方式をヘテロダイン中継方式という。
⑵ 電波を反射板などで反射させて電波の伝搬方向を変えて中継する方式を無給電中継方式という。
⑶ 受信した信号を目的の周波数に変換した後,又は直接増幅して送信する方式を直接中継方式と
いい,衛星回線の中継で用いられる。
⑷ 受信波よりベースバンド信号を復調し,波形整形や同期調整を行った後,再び変調して送信す
る方式を再生中継方式といい,アナログ回線の中継に用いられる。
f =10[GHz],送信機出力 1[W]を送信したときの B局の受信機入力[dBm]の値
として,適当なものはどれか。
ただし,送信及び受信空中線の絶対利得は,それぞれ 40[dB],給電線及び送受信機
での損失はないものとする。
なお,自由空間基本伝搬損失 L0 は,次式で与えられるものとし,d は A局と B局の間
における送受信空中線間の距離,λ は使用周波数の波長であり,ここでは π =3として
計算するものとする。
⑴ 宛先 IP アドレス,宛先 TCP ポート番号,送信元 IP アドレス,送信元 MAC アドレス
⑵ 宛先 IP アドレス,宛先 TCP ポート番号,送信元 MAC アドレス,送信元 TCP ポート番号
⑶ 宛先 IP アドレス,宛先 TCP ポート番号,送信元 IP アドレス,送信元 TCP ポート番号
⑷ 宛先 MAC アドレス,宛先 TCP ポート番号,送信元 MAC アドレス,送信元 TCP ポート番号
⑴ m -1 → max m + 1 → min
⑵ m -1 → min m + 1 → max
⑶ m + 1 → min m - 1 → max
⑷ m + 1 → max m - 1 → min
⑴ 前書きに記述できる内容は,XML 宣言,文書型宣言,空白,コメント,及び処理命令であ
り,XML 文書ではこの前書き部分を省略することはできない。
⑵ ルート要素は XML 文書の最初に出てくる要素であり,全ての XML 文書に存在するが,テキ
ストだけが含まれる要素である。
⑶ 正しいXML 文書であるためには,整形式(well-formed)である必要があるが,整形式の
XML 文書には複数のルート要素が含まれることがある。
⑷ 妥当な(valid)XML 文書を作成するには,文書の構造や内容を記述した文法である文書型宣
言を前書き部分に含める必要がある。
⑴ ゾーン(Zone)には,プライマリ DNS サーバとセカンダリ DNS サーバが存在し,DNS サー
ビスの信頼性の向上を図っている。
⑵ DNS を利用して,IP アドレスに対応するドメイン名を求めることを正引き,逆にドメイン名
に対応する IP アドレスを求めることを逆引きという。
⑶ インターネットにおける論理的な名前であるドメイン名に対応する IP アドレス,又は IP アド
レスに対応するドメイン名を,DNS サーバに対して問い合わせるクライアントソフトウェア
をトレーサ(Tracer)という。
⑷ DNS キャッシュサーバは,ドメイン名空間の頂点にあってドメイン全体の情報を保持する
サーバである。
⑴ シリコンの真性半導体にヒ素などのドナーを混入した n形半導体では,自由電子の数が正孔の数より多くなる。
⑵ 半導体の電気伝導度は,真性半導体に添加されるドナーやアクセプタとなる不純物の濃度に依存する。
⑶ 逆方向電圧を加えた pn 接合ダイオードでは,空乏層の領域で正孔と自由電子が結合しにくい状態になり,空乏層が狭くなる。
⑷ ガリウムヒ素を用いた化合物半導体では,半導体材料中を移動する電子の速度がシリコン半導体より速くなり,電子回路の高速動作が可能になる。